血尿が出たら様子を見ても大丈夫ですか?泌尿器科を受診する目安を解説|おゆみ野南泌尿器科・婦人科クリニック|泌尿器科・婦人科専門医による連携診療

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血尿が出たら様子を見ても大丈夫ですか?泌尿器科を受診する目安を解説

血尿が出たら様子を見ても大丈夫ですか?泌尿器科を受診する目安を解説|おゆみ野南泌尿器科・婦人科クリニック|泌尿器科・婦人科専門医による連携診療

2026年8月04日

血尿は痛みがなくても重要な病気が隠れていることがあります。肉眼的血尿と顕微鏡的血尿の違い、考えられる原因、検査の流れ、受診の目安について、説明します。

血尿が出たら様子を見ても大丈夫ですか?

「尿に血が混じっていましたが、痛みもないので様子を見ても大丈夫でしょうか?」
外来では、このような相談を受けることが少なくありません。
血尿は比較的よくみられる症状ですが、その原因はさまざまです。尿路感染症や尿路結石など比較的治療しやすい病気が原因となることもあれば、膀胱がんや腎盂・尿管がん、腎がんなど、早期発見が重要な病気が隠れていることもあります。
そのため、「痛みがないから大丈夫」「一度だけだったから問題ない」と自己判断せず、血尿がみられた場合は原因を調べることが大切です。

血尿には2つの種類があります

血尿は大きく分けて次の2種類があります。
肉眼的血尿
肉眼的血尿とは、自分の目で見て尿が赤色や褐色になっていることがわかる状態です。
一度だけで自然に治まった場合でも、泌尿器科の病気が隠れている可能性があるため、原因を調べることが勧められます。
顕微鏡的血尿
顕微鏡的血尿とは、見た目では正常な尿でも、尿検査で赤血球が認められる状態です。
健康診断で初めて指摘されることも多く、自覚症状がないことも少なくありません。
血尿診療ガイドラインでは、顕微鏡的血尿でも原因検索が必要となる場合があるため、年齢や危険因子を考慮して評価することが推奨されています。

血尿の原因にはどのような病気がありますか?

血尿の原因は一つではありません。
泌尿器科でよくみられる原因としては、
・尿路感染症
・尿路結石
・前立腺肥大症
・膀胱がん
・腎盂・尿管がん
・腎がん
などがあります。
一方で、糸球体疾患など腎臓内科で診療する病気が原因となることもあります。
血尿だけでは原因を判断することはできないため、問診や検査を組み合わせて診断します。

泌尿器科ではどのような検査を行いますか?

血尿の原因を調べるためには、まず詳しい問診を行います。
確認する内容には、
・いつから血尿が出たか
・一度だけか繰り返しているか
・痛みの有無
・排尿時の症状
・喫煙歴
・これまでの病気
などがあります。
その後、必要に応じて
・尿検査
・尿細胞診
・超音波検査
・膀胱鏡検査
CTなどの画像検査
を組み合わせて原因を調べます。
どの検査を行うかは、年齢や症状、危険因子によって異なります。

痛みがなければ安心なのでしょうか?

「痛みがないから大丈夫」と考える方は少なくありません。
しかし、膀胱がんをはじめとする尿路上皮がんでは、痛みを伴わない肉眼的血尿が最初の症状となることがあります。
一方、尿路結石では強い痛みを伴うことが多く、尿路感染症では排尿時痛や頻尿、発熱などを伴うことがあります。
症状だけで原因を判断することは難しいため、血尿がみられた場合は自己判断せず、適切な検査を受けることが大切です。

このような場合は早めに泌尿器科を受診してください

次のような場合には、早めの受診をおすすめします。
・肉眼的血尿がみられた
・健康診断で顕微鏡的血尿を指摘された
・血尿を繰り返している
・血尿に加えて痛みや発熱がある
・喫煙歴がある
・40歳以上で初めて血尿を認めた
特に肉眼的血尿は、一度だけで自然に改善しても受診することが大切です。

当院での血尿診療

当院では、問診・尿検査・超音波検査などを組み合わせて原因を評価しています。
必要に応じて膀胱鏡検査や画像検査を行い、専門的な治療が必要と判断した場合には適切な医療機関と連携して診療を進めています。
血尿は「様子を見てもよい血尿」と「早めに原因を調べた方がよい血尿」を見極めることが重要です。気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

まとめ

血尿は比較的よくみられる症状ですが、その原因はさまざまです。痛みがなくても重要な病気が隠れていることがあるため、自己判断で様子を見るのではなく、必要に応じて原因を調べることが大切です。特に肉眼的血尿は一度だけでも泌尿器科への受診をおすすめします。

参考文献
日本泌尿器科学会「血尿診療ガイドライン」

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