小児泌尿器科
小児泌尿器科

小児泌尿器科は、お子様の「おしっこ」や腎臓・膀胱・性器に関する病気や症状を専門的に診療する分野です。
大人の泌尿器科とは異なり、成長や発達を考慮しながら診療を行う必要があり、「今すぐ治療が必要なのか」「成長とともに改善を期待できるのか」を見極めることがとても重要になります。
お子様の排尿や性器の悩みは、周囲と比較しにくく、保護者の方も「様子を見ていいのかわからない」「どこに相談したらいいかわからない」と悩まれることが少なくありません。
また、お子様自身も症状をうまく説明できないことが多く、恥ずかしさから我慢してしまう場合もあります。
当院では、お子様と保護者の方の不安に寄り添いながら、安心して相談できる診療を大切にしています。必要以上に怖がらせることなく、一方で見逃してはいけない病気はしっかり見極め、わかりやすい説明を心がけています。
院長は、千葉県こども病院での経験を活かした小児泌尿器診療にも専門的に対応しております。地域のクリニックだからこそ相談しやすく、必要な場合には専門病院とも連携しながら診療を進めていきます。
夜尿症(おねしょ)
「小学校に入ってもおねしょが続く」「宿泊行事が不安」「本人が気にしている」などのお悩みは非常に多くみられます。
夜尿症は単なる癖や性格の問題ではなく、睡眠・膀胱機能・尿量などが関係する病気です。適切な生活指導や治療によって改善が期待できます。
昼間の尿もれ・頻尿
昼間に尿を漏らしてしまう、トイレが近い、急に我慢できなくなるといった症状も、小児泌尿器科でよくみられる相談です。
排尿習慣や便秘、膀胱機能などが関係していることがあり、生活指導や治療によって改善を目指します。
尿路感染症
熱が続いて検査をしたところ尿路感染症だった、というケースは小さなお子様によくみられます。
繰り返す尿路感染症の背景には、膀胱尿管逆流症(VUR)などの病気が隠れている場合もあり、必要に応じて詳しい検査を行います。
膀胱尿管逆流症(VUR)
膀胱にたまった尿が腎臓側へ逆流してしまう病気です。
発熱性尿路感染症をきっかけに見つかることが多く、程度によっては自然改善する場合もあります。一方で、感染を繰り返すと腎臓に瘢痕を残すことがあるため、適切な経過観察や治療が重要です。
水腎症
胎児エコーや乳児期の超音波検査で指摘されることが多い病気です。
尿の流れが悪くなることで腎臓が腫れて見える状態で、自然に改善する場合もありますが、尿路通過障害などが隠れていることもあります。超音波検査などを行いながら慎重に経過を確認します。
包茎・亀頭包皮炎
「包皮がむけない」「赤く腫れる」「繰り返し炎症を起こす」といった相談も多くあります。
小児の包皮は自然にむけていくことが多く、必ずしも手術が必要とは限りません。状態に応じて経過観察や軟膏治療、必要時には手術をご案内します。
停留精巣
精巣が陰のうの中に下りてきていない状態を停留精巣といいます。
放置すると将来的な精巣機能への影響が懸念されるため、適切な時期での評価が重要です。
尿道下裂
尿道の出口が陰茎の先端ではなく途中に開いている状態です。
排尿方向の異常や陰茎の曲がりを伴うことがあり、手術が必要になる場合もあります。
陰のう水腫・精索水瘤
陰のうが腫れたり引いたりする場合、陰のう水腫や精索水瘤が関係している場合があります。
自然に改善することもありますが、手術が必要になるケースもあるため診察が大切です。
精巣捻転・急な陰のう痛
急な陰のうの痛みや腫れは、精巣捻転など緊急性の高い病気の可能性があります。
発症から時間が経つと精巣機能に影響することもあるため、急な痛みがある場合には早めの受診が重要です。
神経因性膀胱
脊髄疾患や二分脊椎などに伴い、膀胱機能に障害が起こる病気です。
尿路感染症や腎機能障害を防ぐため、継続的な管理や経過観察が重要になります。
病院が苦手なお子様は少なくありません。
特に泌尿器科はデリケートな部位の相談になるため、不安や恥ずかしさを感じやすい分野です。
当院では、できるだけ怖がらせないように声かけを行い、お子様のペースを大切にしながら診察を進めます。無理に検査を進めるのではなく、「なぜ必要なのか」を保護者の方にも丁寧にご説明します。
インターネットにはさまざまな情報がありますが、お子様の状態に本当に当てはまるのか判断するのは難しいこともあります。
「様子を見ていいのかわからない」「手術が必要なのか不安」「専門病院へ行くべきなのかわからない」といった疑問についても、現在の状態や今後の見通しをわかりやすくご説明します。
より専門的な検査や入院治療、手術が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介します。
地域の医療機関と連携しながら、お子様にとって最善の医療を受けられるようサポートします。
小児泌尿器科の病気には、成長とともに自然に改善するものもあります。一方で、早めの対応が大切な病気もあります。
「様子を見ていたけれど気になる」「周りと比べて心配」「学校生活に影響している」など、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。
地域のかかりつけ医として、そして小児泌尿器を学んできた経験を活かしながら、お子様と保護者の方が安心して過ごせるよう、一緒に考えながら診療を行っていきます。
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